秋の宮城旅 報告その①

2014年10月19日

カテゴリー:旅行


 今回の旅で案内をしてくれたSちゃん
 新天地の前に、出身地の仙台で再会となりました。
 震災直後、復興支援のために宮城県内各地を訪ねていた彼女。
 最初に連れて行ってくれたのは、名取市の閖上地区です。
秋の宮城旅 報告その①
 青い空、青い海、そして工事車両。

 津波で壊れた堤防の復旧工事が続いています。
秋の宮城旅 報告その①
 サーフィンの名所だそうですが、車を停める場所から海岸は見えません。

 閖上水門。
秋の宮城旅 報告その①
 青いプレートで示されているのが津波の到達高です。

 警備員のおじちゃんとお喋り。
秋の宮城旅 報告その①
 日焼けした笑顔が眩しかったなぁ!

 海岸から内陸に少し入った所にある日和山。標高6.3メートル。
秋の宮城旅 報告その①
 8.4メートルの津波にのまれ、山頂の富主姫神社が流失。
 残った松の木の横に、震災後お社が建立されました。
 同じように流失した湊神社の分霊も隣りに建てられています。

 『山が緑になってるー!』 と驚くSちゃん。
 草木の逞しさ、強さを改めて感じました。
秋の宮城旅 報告その①
 凜とした松の木が、ご神体のようです。

 日和山から見た街の様子。
秋の宮城旅 報告その①
 升目のようになった場所ひとつひとつが宅地。
 家があった場所。人が暮らしていた場所。

 近くには、津波と同じ高さのモニュメントが建てられています。
秋の宮城旅 報告その①

 1階部分が骨組みだけになった蒲鉾工場。
 今は鳥達の住処になっています。動物達も逞しい!
秋の宮城旅 報告その①
 震災後、早い時期に内陸で製造を再開。仙台駅前でも売っていました。
 蒲鉾屋さんは沢山ありますが、ここで出会ったのもご縁。
 迷わずお土産に選びました。佐々直の笹かま、美味しかったー!

 モニュメントの周辺を歩いていると、出会ったのが兵庫県から来たSさん。
 流されてしまった家の跡地に花を植える活動をしているそうです。
秋の宮城旅 報告その①
 この場所で暮らしていた女性の姿を割れた瓦などで形作り、
 女性の旦那さんにプレゼントするとのこと。写真を見ながらの作業です。
 『せっかくだから、メッセージを残していってよ!』 と言われ、
 Sちゃんと二人で1枚の青い破片に書かせて頂きました。

 モニュメントの近くには、トラックのたこ焼き屋さんもあります。
秋の宮城旅 報告その①
 それぞれが、それぞれの想いで。
 この場所に人の営みがあることが大切だなぁと思いました。


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Posted by伊織智佳子 at 19:32
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