『北アルプスに守られている』
地元の人が良く言う「松本あるある」を実感する朝。
豪雨の爪痕を映し出すテレビ画面と
我が家の窓から見える雨上がりの光景との違いに
自然の脅威と恩恵を想い、複雑な気持ちになりました。
これ以上、被害が拡大しないことを心から願います。
木曜日、雨の中訪ねた白馬五竜高山植物園では
恵みの雨をたっぷり浴びたヒマラヤの青いケシが
より一層美しい花を咲かせていました。
風雨で更に輝きを増す、強い美。生命力を感じる植物です。
もちろん、これから見頃を迎える花も沢山あります。
『Oasis 79.7』水曜日の「白馬五竜アルプス平通信」で
随時ご紹介していきますので、お楽しみに!
翌日は松本市美術館へ。
草間彌生さんの作品展を観てきました。
『ALL ABOUT MY LOVE 私の愛のすべて』
作品展と同じタイトルの作品も展示されています。
作品にこめられた想いが少しだけでも解ればと
鑑賞した後タイトルを確認し、また鑑賞。
194cm×194cm。幾つもの作品が取り囲む展示室は、
生きることの喜びと苦しさに向き合った、
草間さんの膨大な時間=生命力を感じる空間でした。
奇しくもこの日、死刑の執行という大きな出来事があり、
豪雨とは全く違う方向からも命について考える機会に…。
そして、ランチタイム。
目の前にある食材もまた命なのだということを忘れてはいけないと
丁寧に調理された雛鳥を食べながら、しみじみ思ったのです。
しっかり、美味しく頂かなければ。
煮穴子を友人と半分こして食べる喜びとか。
熊本土産のシメ鯖の蒲鉾を肴にワイワイ飲む楽しみとか。
日常の嬉しい時間をもたらし、我が身を生かすものは、
海から、川から、山から、大地から、全て誰かの手を経て
自分の元にやって来る。だから、どんなことも他人事じゃない。
改めて思った週末です。
今後の気象情報にも気を付けて、お過ごしください。
あ。松本市美術館で開催中の草間彌生さんの作品展は、
2018年7月22日(日)まで。気になっている方は、お早めに!
『近くだから、いつでも行ける♪』 なーんて思っていたら、
結局2週間前になってしまった私からのお知らせでした。(笑)