初めての歌舞伎鑑賞は小学生の頃だったと思います。
 母が好きなこともあって、学生時代は何度か一緒に観に行きました。
 長野県で暮らすようになり、しばらく歌舞伎を観る機会はなかったのですが
 状況が一変したのは2008年。平成中村座が松本にやって来たんです。

 『信州・まつもと大歌舞伎』。
 中村勘三郎さんが、松本に歌舞伎を運んでくれました。

 2008年の『夏祭浪花鑑』。2010年の『佐倉義民傳』
 そして、2011年の特別公演『身替座禅』

 勘三郎さんは、時に強く、時に優しく、時にユーモラスに
 様々な人の生き様や心の動きを見せてくれました。
 中心市街地から松本城までの“お練り”=登城行列では、
 衣装も化粧もナシで素敵な笑顔を見せてくれました。
 発売日に何度も電話をかけてチケットの予約をするのも、
 2年に一度のお楽しみと思うようになりました。

 今年の信州まつもと大歌舞伎。演目は『天日坊』
 中村勘九郎さん、七之助さん、獅童さん。
 若手の役者さん達が活力溢れるお芝居を見せてくれました。
 初日を含めて3回鑑賞。舞台の上に勘三郎さんはいなかったけれど
 そこには勘三郎さんの心意気が確かにありました。

 歌舞伎を身近なものにしてくださった勘三郎さん、ありがとうございます。
 これからもっともっと、歌舞伎を観たいと思います。  


Posted by 伊織智佳子 at 18:13
< 2012年12>
S M T W T F S
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 132人
プロフィール
伊織智佳子
伊織智佳子
過去記事
QRコード
QRCODE
インフォメーション
長野県・信州ブログコミュニティサイトナガブロ
ログイン

ホームページ制作 長野市 松本市-Web8